食べ過ぎ、飲みすぎ、胃腸のトラブル対策に

年末年始は忘年会や新年会など、お付き合いで飲みに行くことが多い時期です。つい飲みすぎてしまったり、食べすぎてしまったりと、胃腸を酷使してしまいがちです。

そんな季節に注意したい胃腸のトラブルと、お薬の選び方をご説明します。

よくある胃腸のトラブル

よくある胃腸のトラブルとしてあげられるのは、胃痛、胸焼け、胃もたれです。

胃痛

飲みすぎや食べすぎで胃液が大量に分泌される、ストレスで胃酸から粘膜を防御する力が弱まることなどが原因です。

胃もたれ

胃の運動能力が弱まることで食べ物がなかなか十二指腸に送られず、胃粘膜を刺激し続けることが原因です。

胸焼け

胃酸が逆流し、食道の粘膜を荒らしてしまうことが原因です。

胃腸薬の選び方

胃腸薬にはいろいろな種類があります。
症状や原因に合ったものを使用しないと適切な効果は得られません。

市販のお薬を飲んでも良くならないと感じたときは、我慢せず医療機関で診察を受けましょう。

お薬の選び方の目安

精神的なストレスからくる、おなかの痛み

緊張を和らげる生薬成分の入った漢方胃腸薬が効果的です。
さらに軟便など腸の働きが弱ったら整腸剤の入った胃腸薬が良いです。

飲みすぎ食べすぎからくる消化不良、胃もたれ

消化を助ける、消化酵素の入った胃腸薬が効果的です。

酸過多による胃痛、胸焼け

胃酸を抑える働きのある酸分泌抑制剤(H2ブロッカー)、痛み止めや制酸剤の配合されている胃腸薬が効果があります。

お薬の種類

「総合(複合)胃腸薬」…さまざまな胃腸の症状に

複数の成分が配合されたお薬です。成分の比率によって効果が変わってきます。

「健胃薬」…胃の働きが弱まったときに

健胃薬は、主に生薬(漢方)が使われています。唾液や胃液の分泌を促し、胃の働きを高めます。

「消化薬」…消化を助ける

飲みすぎや食べすぎによる消化不良の時に、消化促進の作用があります。
食べ物の消化を促す作用のある成分が含まれています。

「制酸薬」…荒れた粘膜を修復し、胃酸の緩和する

胃の痛み、胸やけに、出すぎた胃酸を緩和(胃酸の吸着・中和)、胃粘膜保護などをします。
お薬の成分は、健胃薬と逆の作用がありますので、一緒に飲むと双方の効果が期待できないことがあります。

「酸分泌抑制剤(H2ブロッカー)」…胃酸の分泌を抑える

出すぎた胃酸による胃痛やむかつきを、胃酸の分泌を抑えることで改善します。
(胃酸の分泌に関与するH2受容体の働きを抑えます)

「整腸剤」…腸の働きを整える

急な効果は見られませんが、ビフィズス菌などが含まれ、腸内の善玉菌を増やすなどの働きで腸内環境を整える薬です。